崎谷 明弘

(さきや あきひろ ピアノ)

 兵庫県立西宮高校音楽科卒業後、渡仏。パリ国立高等音楽院にてジャック・ルヴィエ教授に師事し、首席卒業。帰国後、東京藝術大学大学院修士課程にて迫昭嘉教授に師事。首席修了し、クロイツァー賞・藝大クラヴィーア大賞等に表彰される。同院博士後期課程にて博士号(音楽)を取得。

 全日本学生音楽コンクール全国大会第1位、ピティナD級金賞・特級銀賞、カラブリア国際最高位、リヨン国際優勝、松方ホール音楽賞、日本音楽コンクール第3位、青山音楽賞新人賞等入賞を重ね、WFIMC加盟コンクールでは、リオデジャネイロ国際審査員特別賞、ブゾーニ国際第3位、ハエン賞国際第1位・聴衆賞・スペイン音楽賞、サンタンデール国際入賞の成績を収める。兵庫県芸術奨励賞・神戸市文化奨励賞にも顕彰される。

 2003年の協奏曲・リサイタルデビュー以来、60回を超えるソロリサイタルに加え、室内楽・協奏曲共演も多数。ベートーヴェン:ピアノソナタの全曲CD録音に取り組むほか、近年はオーケストラ指揮や編曲、清永あや・増田喜嘉との「神戸ピアノ三重奏団」結成など、その活動領域を広げている。

 後進の指導にも熱心にあたり、神戸女学院大学音楽学部准教授、大阪音楽大学・大阪教育大学・京都市立堀川音楽高校各非常勤講師を務める傍ら、アドバイザー・審査員・特別レッスン講師として、全国で活躍する。